アイテム説明
–––––– § フレーバーガイド § ––––––
この凍頂烏龍茶は、小緑葉蝉（ウンカ）に噛まれることで「蜜香（みつこう）」が生まれ、伝統的な製法で仕上げられました。一般的な焙煎の強い凍頂茶と比べ、ほんのりとした蜂蜜のような甘みが特徴です。
口に含めばまず柔らかな蜜の香りがふわりと広がり、茶湯からは熟した果実のような温かみある香りが立ち上がります。味わいはまろやかでコクがあり、カップの底には黒糖のような甘さと蘭の香りが残ります。後味にはナッツやフルーツ酸が感じられ、口中に豊かな余韻が広がり、まさに見事な一杯です。
–––––– § 茶種の紹介 § ––––––
凍頂烏龍茶は台湾を代表する伝統的なお茶のひとつで、南投県鹿谷郷の凍頂山（標高約700メートル）を原産地とします。この地域は特有の地形と一年中立ち込める霧により、お茶の栽培に理想的な環境を持ちます。
高い発酵と重めの焙煎により、香り豊かで魅力的な風味を持つ凍頂烏龍は人気を博し、その製法は台湾各地に広まりました。その特徴的な緊結球状の茶葉、黄金色に輝く茶湯、熟成香や果実香、はっきりとした甘みと特有の余韻は、まさに凍頂烏龍の真髄といえます。台湾のクラシックティーとしての地位は揺るぎないものです。
–––––– § 三径就荒のお茶 § ––––––
三径就荒では、すべての選茶に専用の「茶カード」をご用意しています。製造工程、歴史的背景、製茶師の哲学、風味の特徴を一枚にまとめ、第一煎から第五煎までの抽出時間と温度を丁寧に記録しました。
この茶カードとともに、お贈りする方の思いがしっかりと伝わり、受け取った方が最も美味しい状態でお茶を楽しめるようになっています。
言葉はいりません。
自分の味覚を信じて、ひとつのお茶と深く向き合い、そこに宿る物語を感じてください。それは、雲霧、土、雨、そして製茶師の力強い手から紡がれた一つの物語です。
古くから使われてきた魚籠や縄結びの袋から着想を得て、手触りのある淡いグレーペーパーと現代的なシャープな裁断でデザインされています。上品な金箔ラベルには、フレーバーナンバー（味の濃さ）とフレーバー説明が明記されており、贈る相手の好みに合わせて簡単にお選びいただけます。
スペック
内容物：※ 青心烏龍種・凍頂烏龍 100g ※ 茶カード 1枚
