陶・木・真鍮・金箔のミクストメディア
16×10.2×35 cm
母のような扶桑の木が、
子どものような九つの太陽を
静かに守り包んでいる。
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身体山島 ― 山海経彫刻展
はるか昔——身体と大地のあいだに境界などなかったころ。
山は骨であり、川は脈であり、島は魂の棲む場所だった。
九尾の狐は山々を軽やかに駆け、尾羽で朝霧を切り裂く。
海神は深い藍にひそみ、波は太古の詠唱を揺り起こす。
西王母はまだ森に棲む魔法の姫であり、月明かりの下、空のささやきを聴いていた。
獣や精霊たちとともに暮らし、巨人は太陽を追いかけ、首なき戦士は今も剣を振るい続ける。
魔法使いは、空を繕うための魔法の石を詠唱していた。
人と神と獣がひとつの世界を共有していたその時代——
木々は空を触れようと枝を伸ばし、大地は灼熱の鼓動を鳴らしていた。
すべての山、すべての川にはそれぞれの声があり、
すべての星、すべての露には命の記憶が宿っていた。
雲の現れるところ、波がきらめく岸辺で、旅人は一片の陶片を拾い上げる。
そこには古代の神獣のトーテムが刻まれていた。
指でそっとなぞると、土のぬくもりが伝わり、風が耳元でささやく。
何かが、目覚めようとしている——
古の魂が、静かに語りかける。
「還っておいで。ここはあなたの山、あなたの海、
あなたの身体、そして魂が還る場所。」
・会場|三径就荒
・会期|4月18日 ~ 5月18日
・営業時間|
月~金 12:00 ~ 20:00
土・日 11:00 ~ 20:00
・電話番号|02-2746-6929
・住所|台北市信義区忠孝東路四段553巷46弄15号1階